SystemBase 「WCS-232 v6.0」は、RS232信号をBluetoothに変換し、シリアル通信を無線化するコンバータです。 2個ペアを1組で使用することで、シリアル機器とPC等のシリアルポート間を無線化。 PCのシリアルポートに接続して使用するこの製品はRS-232通信専用の配線工事の手間を解消します。 また、Bluetooth形式でデータを伝達し、データのセキュリティを高めることができます。
Bluetoothは個人向け機器の10m程度の近距離無線通信技術として出発しました。その後、通信距離別に最大100mの通信距離を持つClass1、30mまでのClass2、10mまでのClass3に分化して各種用途に対応しています。WCS-232 v6.0はBluetooth Class1に対応し、工場のような環境に対応できる通信距離を確保しています。
EDRはEnhanced Data Rateの略語で、速いデータ伝送のためのBluetooth通信技術のことです。 初期のBluetoothに比べの通信速度が最大1Mbpsから、EDR機能の使用により最大3Mbpsまで高速化します。
一般的なBluetoothコンバータ製品のコマンド入力方式や製品本体のスイッチによる設定だけでなく、SystemBaseの設定ユーティリティ(WCS Config)による高度な設定も可能です。
Bluetooth規格 | Ver2.0 + EDR |
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通信距離 | 最大100m |
通信速度 | 最大3Mbps |
周波数帯 | 2.402 ~ 2.480 GHz (79 チャンネル) |
変調方式 | Gaussian Frequency Shifting Key Modulation (ガウス型周波数偏移変調) |
通信速度 | 最大921.6 Kbps |
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コネクタ | RS232: DB9メス |
信号線 | RS232: TXD, RXD, RTS, CTS, DTR, DSR |
動作温度 | -40 ~ 85℃ |
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保管温度 | -40 ~ 85℃ |
湿度 | 5~90% 非結露 |
認証 | KC, FCC, Japan MIC |
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