SYSTEMBASE

概要

SystemBase「SB16C1054PCI」は、シングルチップで4系統の非同期シリアル通信を外部ロジック不要でPCIバスに接続する4ポートのシリアルマルチポート製品の設計・製造のためのワンチップソリューションです。 

CPUの負荷を低減しデータ処理量を向上することができる256バイトの送受信FIFOを持つUARTを4つ搭載し、 グローバル割り込みとRS422/485のオートトグリングのための専用制御ピンを備えています。

柔軟な設計に役立つ先進機能

数多くの機能を備え、各種応用製品や回路の設計を強力にサポートします。シンプルかつ強力な機能群により、採用製品の設計が容易に行なえます。詳細はデータシートをご確認ください。

Block Diagram

256バイトの送受信FIFO内蔵

SB16C1054は256バイトの送受信FIFOを持っているため、CPUのソフトウェア過負荷を軽減します。このFIFOのため、システムはより安定的に作動する。 この製品は2種類のFIFOモードを持っています。 1つは64バイトモードで、もう1つは256バイトモードである。 FCR(FIFO Control Register)とAFR(Additional Feature Register)を通じてこの機能を使用することができます。 そしてレジスタを通じて送信FIFOのトリガーレベルを選択できます。

RS422とRS485バス動作のための専用制御ピンを提供

SB16C1054PCIには、それぞれのUARTごとに2種類のauto toggling信号があります。 この2つの信号はRS422とRS485システムで追加ロジックを減らしてくれます。 したがって、ソフトウェアエンジニアは初期セットなしでバスネットワーキングを制御することができます。

Zero-Wait PCI変換と24nsのIOR、IOWUART応答速度

SB16C1054PCIはPCIとUARTの間の速い変換速度を持っています。 この速度はシステムの性能と関連があります。 下図ではSB16C1054PCIのzero-waitPCI変換速度を示します。 2段目の最初の遅れは必須です。 しかし、競合他社製品がPCIリードサイクルのためにさらに2回の遅延サイクルを持つ反面、SB16C1054PCIはそのような遅延サイクルが不要です。 そしてSB16C1054PCIはIOW、IOR応答速度が24nsで最も速い速度を示します。

PCIおよびPCI-Xバス、33MHz/66MHz 両対応

自社のPCIコアは非常に良い電気的な特性を持っています。 SB16C1054PCIは33MHzだけでなく66MHzPCIバスでも動作します。 そしてPCIとPCI-Xスロットでも動作します。