SYSTEMBASE

製品情報

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SB16C1052PCI
    – 256バイト送受信FIFOを持つSB16C1050UARTコア2個内蔵
    – PCIローカルバス標準仕様2.3互換性のある33/66MHzPCIターゲットコントローラ内蔵
    – RS422及びRS485バス自動入出力開閉機能のオートトグル機能
    – HW及びSWフロー制御対応(Auto-RTS/Auto-CTS及びXon/Xoff)
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概要

SystemBase「SB16C1052PCI」半導体は、PCI Target Controllerと非同期式通信ポート2チャンネルUART(Universal Asynchronous Reciever/Transmitter)が含まれたPCIバス用シリアルポート専用半導体です。パソコン本体にケースを開けて内部を見ると、複数の白コネクタが見えます。 このホワイトコネクタがPCIバスを外部に伝達するインターフェース部分です。

このコネクタから提供されるPCIバス信号を利用して、ユーザーはPC内部にない機能をPC内に設置できますが、この機能を提供してくれるのがPCI用カード(例:VGAカード、内蔵型モデムなど)です。しかし、PCIバスに合ったPCI用カードを簡単に開発できるわけではありません。 高度な能力を持つ技術者が開発するか、あるいは既に開発されたPCIバスインターフェース機能に必要な機能が内蔵されたチップを利用して開発する必要があります。

SB16C1052PCIは、PC内部にあるCOM1ポート以外に別途COMポートが必要な場合に使用するチップです。 COM1ポート以外のCOMポート2つをPCIバスに付加的な電子回路なしで装着させる単一チップです。

本製品はPCIバス用の高性能シリアルポートを構成する最適なソリューションを提供します。 ユーザーはPCIバスインターフェースについてはそれほど気にしなくてもいいですし、PCIバス信号線をSB16C1052PCIに接続するだけです。

また、高級ユーザーのために外部Serial ROMを通じてVendor ID、Device IDなどPCIコンフィギュレーションヘッダーの内容を変更できるようにしました。

また、従来の類似製品とは異なり、66MHzバスの動作速度に対応するため、PCI-Xなどの高速バスにも適用できます。

本製品に内蔵されたUARTはRS422/485Transceiverを接続して使用する時、Auto Toggling機能を追加回路図なしに提供されるピンを利用して簡単に実現できます。 そしてシステムベースで提供するドライバ、アプリケーションなどのSWとも完璧に動作します。

また、他の製品では見られない機能でシリアルポートに対する割り込みを簡単に制御できるPOLL/MASK Registerを提供し、より効率的なシステム構成を容易にします。

PC等に入るPCIAdd-inCard形態のシリアルポート及びPCIバスを使用する一般システムにおいてシリアルポートを構成する場合などに、本製品は最も便利で経済的なソリューションとなるでしょう。

また、純粋な弊社の技術で開発した製品ですので、問題点の解決及び技術に関するお問い合わせに最も充実していることも大きなメリットとなると思います。

システムベースではSB16C1052PCI Development Kitを開発し、開発者が早期に開発できるように提供しています。 詳細はSB16C1052PCI DK Product Breif参照。

 

柔軟な設計に役立つ先進機能

数多くの機能を備え、各種応用製品や回路の設計を強力にサポートします。シンプルかつ強力な機能群により、採用製品の設計が容易に行なえます。詳細はデータシートをご確認ください。

 

33/66MHz PCI インターフェースチップ

既存のPCIインターフェースチップは、ただ33MHzで動作します。 しかし、SB16C1052PCIは66MHzとしても動作し、33MHz装備と66MHzの2つのモデルを選択して使用することができます。 PCI最高通信速度66MHzで動作するにもかかわらず、SB16C1052PCIは安定した動作を保障し、最大毎秒264MByeをサポートします。 これは他のチップより非常に速く動作するものです。

 

2チャンネルUART 搭載

SB16C1052PCIは、二つの16C550と互換性のあるレジスタ群を持つUARTが内蔵されています。 このUARTはPCI Target Controller Coreと直接接続され最適化された状態で動作するため、PCI Controllerとは別に構成される形態に比べて優れた性能と安定性を提供します。

 

追加的な有用な制御のためのオプション機能を提供

SB16C1052PCIはオプションレジスタを通じて単純にUARTだけを提供するのではなく、追加の有用な機能を提供します。 この追加機能は、UARTがサポートする最高通信速度、回線インターフェースの種類と割り込み制御ロジックなどです。 この機能を利用してシリアルポートを製作すると、別途のロジックがなくても完璧な機能を提供することができます。

 

 

便利な割り込みPoll/Maskレジスタ

IMRとIPRオプションレジスタは制御用オプションレジスタで制御され、各ポートに活動的な割り込みとして使用されます。 これは他のUARTと同様に独立的な機能を果たします。 IMR(Interrupt Mask Register)認可/非認可割り込みの各ポートとIPR(Interrupt Poll Register)で要求される割り込みは、各ポート部分に発生しないようにします。 ソフトウェアプログラマーは、このレジスタを活用して、割り込みポートを通じて有効に制御することができます。

 

全モデム信号付きTx/Rx

SB16C1052PCIは全モデム信号を含んでおり、Tx/Rx信号を提供します。 MSR(Modem Status Register)は常にモデム信号を制御するように提供されます。 したがって、開発者はシリアル通信を通じて自由にデバイスを作ることができます。

 

PCI電力管理インターフェース

SB16C1052PCIはPCI電源管理インターフェース1.1バージョンに対応します。 これはSB16C1052PCIが装着されたコンピュータが電力管理機能を支援する場合に有用ですが、コンピュータが遊休した状態になると、主電源を遮断し補助電源だけを供給します。 この時、SB16C1052PCIが装着されたシリアルボードにSB16C1052PCIを除いた残りの部分の電源を遮断することができます。 そして、外部からモデム信号線(例えばリング信号)に特別な信号を受信すると、主電源が遮断されたコンピュータを起こして正常動作を遂行させる機能も提供します。

 

Compact PCI and Compact PCI Hot Swap

Compact PCIは、現在のPCIバスが採用された産業用コンピュータで使用されている産業用PCIバス標準仕様であり、PICMG団体によって定義されます。 この仕様は、現在のPCIバス仕様から電気的または物理的な特性が除外されたバスプロトコルを採用して使用されます。 そしてCompac PCI仕様で定義されたHot Swapの主な機能は、産業用Compact PCIを強化させる目的で定義されました。 その機能は、Compact PCIボードをCompac PCIスロットを持っている産業用コンピュータの電源を取り外さない状態で挿入または除去できる仕様です。 SB16C1052PCIはCompact PCI Hot Swap Specification 1.0に従います。

特徴

PCIインターフェースPCIローカルバス標準仕様2.3互換
PCIターゲットコントローラ内蔵
33/66MHzPCI 32ビットバス対応
電気的にPCIローカルバス仕様3.0互換(PCI及びPCI-Xバスで動作可能)
UARTを効率的に制御およびモニタリングできるオプションレジスタ提供
外部シリアルロムからPCIコンフィギュレーションヘッダーデータをロード可能
UART インターフェース256バイト送受信FIFOを持つSB16C1050UARTコア2個内蔵
16C550及び16C650レジスタ構造と互換
RS422及びRS485バス自動入出力開閉機能のオートトグル機能対応
最大5.3Mbpsまで通信可能(システムクロック85MHzまで対応)
HW及びSWフロー制御対応(Auto-RTS/Auto-CTS及びXon/Xoff)
SWフロー制御機能でXoff文字送信後、データが送信され続けるとき、Xoff再送信機能
どの文字でも受信されても通信を再開するXon any機能に対応
通信リンク故障診断のためのループバック制御機能をサポート
その他の事項3.3V動作、5V信号入力可能
128ピンTQFPパッケージ

 

応用(Application)